爬虫類飼育でなにを選べばいいのか迷うアイテムの1つが紫外線ライトやバスキングライトなどです。
ヘビやカエル、ヒョウモントカゲモドキなどを飼育する場合にはほとんど必要がありませんが
昼行性のトカゲを飼う場合は必須アイテムになります。
私も色々な昼行性のトカゲを飼育しましたが今でも紫外線ライトやバスキングライトは何を設置するか迷うものです。
種によって強い光を好むもの、好まないもの、高温を好むもの、好まないものと様々です。
その種がどういう飼育環境が適しているかしっかりと調べて準備することが必要です。
スポンサーリンク
スタンダードな紫外線ライト
一番よく見かけるスパイラルタイプの紫外線の蛍光灯。
紫外線の強さが13W〜150Wまであり弱い紫外線から強い紫外線まで選べる。
このライトにはバスキングランプの効果はなく紫外線だけのためのライトです。(ライトの直近は少し暖かいですがこのライトでバスキングスポットを作り出すことはできません)
あまり高温のホットスポットを必要としないタイプの昼行性のトカゲなどはこれとパネルヒーターだけでも飼育できる種もいます。
基本的にはこのライトとバスキングライトを併用するのが一般的です。
そのまま照射したり専用のカバーなどで集光して使ったりします。
ライトの寿命は1日12時間照射で約一年ほど。
電気代はW数によって異なりますが20Wのものでだいたい月に500~600円程度です。
↓フトアゴやカメレオンなど様々な爬虫類の紫外線ライトとして使えます。汎用性◎
バスキングライト
このタイプのものは紫外線は発しません。
赤外線と可視光を局所的に集中して照射するため、
照射範囲の温度を十分に上げることができ、いわゆる「バスキングライト」の働きをすることができます。
紫外線ライトと組み合わせることで、爬虫類がバスキングする場所を用意することができます。
また、一応夜間の使用に対応した白熱電球として、
「ヒートグロー」に代表される赤系の光を出すものや、
「ナイトグロー」のように青系の光を出す商品もあります。(夜間保温球とも言われる)
メタルハライドランプ
私が昼行性のトカゲに愛用しているにがこちらのメタルハライドランプです。
現在はエメラルドツリーモニターとエリマキトカゲにこのメタルハライドランプ、ソラーレUV70を5年ほど愛用中です。
エメラルドツリーモニターやエリマキトカゲは
そこまで強い紫外線を必要するタイプのトカゲではないと言われていますが、
喜んでこのソラーレUV70でバスキング&日光浴をします。
生体からだいたい40cmくらい離して照射するのがいいらしいので私は網状のケージの上に置いて
下向きに照射しています。
※私の飼育するエメラルドツリーモニターにはこんな感じで上から照射
バスキングライトの役割も同時にあるので私はバスキングランプを使用していません。
1か月の電気代は10時間照射で1日だいたい20円程度と機能性に比べると安いです。
ライトの寿命は1日12時間照射で約一年ほど。
しかし残念なことにこのソラーレUV70は2016年に生産の終了が決まったようです。。。
交換球の生産は継続するらしいですが、
本体は店頭と問屋の在庫だけになっているようなので気になる方はお早めの確保をお勧めします。
こちらも爬虫類用のメタルハライドランプ。
エムズワンという会社から出されているケージの上にそのまま置ける仕様となっています。
私はソラーレUV70の寿命がきたらこちらに変えようかと思います。
※私は使用したことはありませんがかなり使い勝手が良さそうですね♪
スポンサーリンク
ハイパーサン、パワーサンライト
こちらもバスキングライトと紫外線ライトの両方の機能を兼ね備えたライト。
海外では数多くの動物園やブリーダーが使用しているそうです。
強力なUVAとUVBを照射し、生体を限りなく自然界に近い色に発色させます。
ソケットはこのライトドームがお勧めです。
クリップタイプのソケットでも使用できますが、
照射が広範囲に分散してその能力を最大限に発揮させれません。
このタイプは広めのケージに使いましょう。
60cm以下のケージではオーバーヒート気味になってしまいます。
真冬ならいいかもしれませんが基本的には90cm以上のケージで使用するのが良いでしょう。
ライトの寿命は1日12時間照射で約一年ほど。
電気代は100Wのもので月に700~800円程度。