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エメラルドツリーモニター トカゲ

エメラルドツリーモニターの飼育方法

更新日:

エメラルドツリーモニターとは

和名はミドリホソオオトカゲ。英名はグリーンツリーモニターと呼ばれます。

名前の通り非常に鮮やかなグリーンの体色をしており人気の高いモニターです。

オオトカゲですが体の長さの半分以上が尻尾で、見た目は和名の通りひょろっとしています。

生息地

ニューギニア島からオーストラリアのケープ半島北端のモア島までのトレス海峡の島々

食べているもの

昆虫類や小型の哺乳類。

全長

70~90cm

活動

昼行性、樹上性

繁殖形態

卵生。木の上にあるシロアリの蟻塚などに卵を産む。

最大寿命

約15年

サイテス

II類。

サイテスについてはこちら

適した飼育環境

高温、多湿。

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エメラルドツリーモニターの購入価格の目安

ショップではベビーサイズだと70000〜120000円くらいでたまに見かけます。

私はファームハッチのベビーサイズを80000円くらいで購入しました。

美しく流通量も決して多くはないので、お値段は高め。

エメラルドツリーモニターの飼育に必要な設備・環境

ケージ

横90センチ以上のもの。奥行きも45センチ以上のものにしてください。

エメラルドツリーモニターは樹上性のトカゲです。

高さは最低でも60センチ以上は欲しいです。

→エメラルドツリーモニターにオススメのケージの記事はこちら

登り木

エメラルドツリーモニターは木に登っていることがほとんどで、寝るときもより高いところで寝ようとします。

流木などを立てかけて登れる場所を作ってあげてください。

1つではなくいくつも流木などがあると立体活動をしているのを観察して楽しめます。

寝床

必須ではありませんが鳥の巣箱などを高い場所に設置してあげると寝るときにその中で寝ます。

床材

保湿力の高い床材がオススメです。

私の飼っているエメラルドツリーモニターは細いタイプのヤシガラを使っています。

ベビーの時は土に潜って寝ることもあるので柔らかめの床材にしてあげると良いでしょう。

<<エメラルドツリーモニターの床材のイチオシはこれ>>

→アマゾンでの購入はこちらから←

水入れ

用意してあげましょう。
霧吹きやスポイドで直接あげるのも良いです。

→水容器についてはこちらは

バスキングランプ、紫外線ライト

ケージの一部照射してホットスポットを作ってあげてください

紫外線の出るライトを用意してあげてください。

バスキングランプの役割も同時に行ってくれるライトもあるので、それを使用する場合はバスキングランプは必要ありません。

→エメラルドツリーモニターのオススメのライトについてはこちら

パネルヒーター

ケージの一部に敷いてあげてください。
たまにお腹を温めるためにパネルヒーターの上で寝ます。

温度

温度を確認するために温度計を用意しましょう。

クールスポットは26〜28度くらい。
ホットスポットは35度前後くらいが良いです。

寒い時期はセラミックヒーターや遠赤外線ヒーターでの保温が必要になります。

私の飼育しているエメラルドツリーモニターは10月から4月くらいまでは暖突を使用しています。ほんのりとケージを暖められるのでオススメです。
真夏の猛暑日はクーラーをつけっぱなしにすることになります。
その日の気温をしっかり確認してオーバーヒートさせないようにします。
冬も早い話暖房をつけっぱなしにすれば大きな事故は防げます。

→エメラルドツリーモニターのオススメのヒーターについてはこちら

湿度

湿度を確認するため湿度計を用意してください。
60〜75%くらいにキープしましょう。

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エメラルドツリーモニターの餌

主なエサ

昆虫類。ピンクマウスも食べます。

餌にはカルシウム剤を添付してあげてください。

→ダスティングのやり方

 給餌の頻度

幼体時は毎日食べなくなるまで与えて良いです。

亜成体以降は2日か3日に1度食べなくなるまで与えると良いです。

私の飼っている成体のエメラルドツリーモニターは4日に1度、レッドローチの成虫を15匹ほど。

月に1回大きいサイズのピンクマウスを3匹ほど与えています。

あくまで目安なので飼いながらその個体に合った給餌頻度や餌のサイズを模索しましょう。

餌は就寝より3時間以上前にあげてください。お腹などを温めれると消化不良の防止になります。

病原菌や寄生虫がいる可能性があるので、野外で採集した餌は与えないようにしましょう。

オススメの餌

→フタホシコオロギ

→ヨーロッパイエコオロギ

→レッドローチ

→デュビア

→ハニーワーム

→シルクワーム

→ジャイアントミルワーム

餌一覧はコチラ

エメラルドツリーモニター飼育での注意点

ハンドリングする際は皮手袋をした方が良いです。

エメラルドツリーモニターの爪は鋭いので手や腕が引っ掻き傷だらけになります。

特のベビーは環境の変化に敏感でショップでは食べていてもお迎えすると拒食することもあります。お迎えしてからはストレスを与えないようにハンドリングも避け、早めに飼育環境に慣らしてあげましょう。

(私は最初全然エサを食べてくれず大変でした。)

亜成体以降は餌のやりすぎに注意。肥満しすぎると死んでしまいます。

幼体の頃は特に寒さに弱いので、夜間などの急激な温度低下には気をつけましょう。

湿度が足りないと脱皮不全になるので冬は特に湿度管理に注意してください。

脱走には十分注意し、鍵などでしっかり管理しましょう。

ケージの掃除などは生体にストレスを与えないように行いましょう。

➡︎爬虫類飼育の掃除、ニオイ対策はこちら

エメラルドツリーモニターの飼育のまとめ

比較的飼いやすいオオトカゲです。体色も非常に美しく、活発でよく動き回るので観賞用トカゲとしてとても魅力的な種です。

初期費用などはかかりますがそれに見合った魅力のあるトカゲです。

飼いやすさ:★★★
コスト:★★★

気性:やや臆病、活発
入手難度:やや困難
(5段階評価)

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※コオロギを食べるエメラルドツリーモニターのベビーの動画

 

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