インドシナウォータードラゴンとは
熱帯雨林の樹上で生活しているトカゲです。
名前の通り泳ぎや潜水が上手いです。
チャイニーズウォータードラゴンと呼ばれることも多いです。
生息地
タイ、ベトナム、カンボジア、中国南部
食べているもの
小型哺乳類、小型爬虫類、小型鳥類、昆虫、両生類、魚類。花や果物も食べる。
全長
60~90cm
活動
昼行性、樹上性
繁殖形態
卵生
最大寿命
約15年
サイテス
分類なし
サイテスについてはこちら
適した飼育環境
やや高温。多湿
インドシナウォータードラゴンの購入価格の目安
ショップではベビーサイズだと10000円〜20000円くらいでたまに見かけます。
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インドシナウォータードラゴンの飼育に必要な設備・環境
ケージ
横90センチ以上のもの。
奥行きも45センチ以上のものにしてください。
ウォータードラゴンは樹上性の傾向がとても強いです。
高さは最低でも60センチ以上は欲しいです。
登り木
インドシナウォータードラゴンは平行な止まり木が好きな傾向があるので、平行な止まり木や斜めの登り木など角度を考えて流木などでレイアウトを組みましょう。
床材
保湿力の高いヤシガラマットなどが良いでしょう。
インドシナウォータードラゴンは舌で舐めて環境を確認する行動が時折見られるので床材を舐めて誤飲してもいいように細いタイプのものにしてあげてください。
水入れ
湿度の管理のためにかなり大きめな水容器を準備してあげると良いでしょう。
止まっている水に気づかないこともあるのでエアレーションで水を動かしてあげると良いです。
バスキングランプ、紫外線ライト
ケージの一部照射してホットスポットを作ってあげてください。
光を発さないタイプのものにしましょう。
紫外線の出るライトを用意してあげてください。
強い紫外線は必要ではありません。
温度
温度を確認するために温度計を用意しましょう。
クールスポットは25〜29度くらいに保ってあげましょう。
ホットスポットは33度前後くらいが良いです。
寒い時期はセラミックヒーターや遠赤外線ヒーターでの保温が必要になります。
真夏の猛暑日はクーラーをつけっぱなしにすることになります。
その日の気温をしっかり確認してオーバーヒートさせないようにします。
冬も早い話、暖房をつけっぱなしにすれば大きな事故は防げます。
湿度
湿度を確認するため湿度計を用意してください。
65〜75%をキープしてあげましょう。
インドシナウォータードラゴンの餌
主なエサ
昆虫類。コオロギ、ローチ、ワームなど。果物や魚も食べます。
餌にはカルシウム剤をダスティングしてあげてください。
給餌の頻度
幼体時は毎日食べなくなるまで与えて良いです。
亜成体以降は2日か3日に1度与えると良いです。
あくまで目安なので飼いながらその個体に合った給餌頻度や餌のサイズを模索しましょう。
餌は就寝より3時間以上前にあげてください。
食べた後、体を温めれないと消化不良などの原因になります。
病原菌や寄生虫がいる可能性があるので、野外で採集した餌は与えないようにしましょう。
オススメの餌昆虫
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インドシナウォータードラゴン飼育での注意点
ホットスポットはケージ全体にしないようにしましょう。
亜成体以降は餌のやりすぎに注意。肥満しすぎると死んでしまいます。
特に幼体は低温と乾燥に弱いのでしっかり温度、湿度管理をしましょう。
湿度が足りないと脱皮不全になるので冬は特に湿度管理に注意してください。
止まり木はツルツルしたものではなく、必ず爪が引っ掛けれるものにしてください。
脱走には十分注意し、鍵などでしっかり管理しましょう。
ケージの掃除などは生体にストレスを与えないように行いましょう。
インドシナウォータードラゴンの飼育のまとめ
高湿度で通気性も良い環境作りの維持が少し難しいかもしれません。
こまめに霧吹きなどで湿度を保ってあげると良いでしょう。
成体は大きく高さもあるケージで飼ってあげたいので設備費用はかかります。
飼いやすさ:★★★
コスト:★★★
気性:やや臆病
入手難度:普通
(5段階評価)
※非常に美しいレイアウトのチャイニーズウォータードラゴンのケージ