エボシカメレオンとは
平安時代の貴族が被る烏帽子(えぼうし)のような頭部があるのでエボシカメレオンと言う名がつきました。
生息地
イエメン
※引用元:Wikipedia
食べているもの
主に昆虫類。
植物の葉や果実も食べる。
全長
50〜65cm
(メスは35〜45センチほど)
活動
昼行性、樹上性
繁殖形態
卵生
最大寿命
約5年
サイテス
II類。
サイテスについてはこちら
適した飼育環境
やや多湿。
エボシカメレオンの購入価格の目安
ベビーで8000円から10000円ほどで購入できます。
亜成体から成体は15000〜30000円程度で購入できます。
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エボシカメレオンの飼育に必要な設備・環境
ケージ
横90センチ以上もの。奥行きも45センチ以上のものにしてください。
立体活動が盛んなエボシカメレオンは高さはできれば60センチ以上の物が欲しいです。
床材
細かいタイプのヤシガラなどを敷いてあげると良いです。
カメレオンはほとんど地上には降りてこないので
管理の楽なペットシーツやキッチンペーパーなどを敷いてこまめに取り替えてあげるのも良いでしょう。
水容器
用意してあげる。水滴を上から垂らし続けるドリップ式の水容器がいいです。
基本的に動いている水しか飲まないので床に置くタイプの水容器を使うなら
エアレーションして水が常に動いているようにすると良いです。
立体活動ができるもの
流木やレイアウト用品を用意して立体活動ができる環境を作ってあげてください。
観葉植物などを置くのも良いです。
バスキングランプ、紫外線ライト
ケージの一部照射してホットスポットを作ってあげてください。
熱すぎるとエボシカメレオンが火傷してしまうので遠くから温めてあげるのが良いでしょう。
紫外線の出るライトを必ず用意してあげてください。
明るすぎる光はエボシカメレオンの目に良くないので、強めの紫外線が出る蛍光灯がベストです。
温度
温度を確認するために温度計を用意しましょう。
クールスポットは25〜28度くらいに保ってあげましょう。
ホットスポットは30〜32度くらいが良いです。
夏はクーラーをつけっぱなしにすることになります。その日の気温をしっかり確認してオーバーヒートさせないようにします。冬も暖房をつけっぱなしにすれば大きな事故は防げます。
湿度
湿度を確認するため湿度計を用意してください。
40〜60%くらいをキープしてあげてください。
脱皮前の乾燥は避けてください。
エボシカメレオンの餌
主なエサ
基本的には昆虫類を与えます。餌にはカルシウム剤を添付してあげてください。
→ダスティングのやり方はこちら
成体になると植物食の傾向が強まるので、小松菜、チンゲン菜、バナナなども食べるようになります。
給餌頻度
幼体時は毎日食べなくなるまで与えて良いです。亜成体以降は2日に一度与えると良いです。
餌のサイズは、エボシカメレオンの頭の3分の1くらいのサイズの昆虫を与えてください。
あくまで目安なので飼いながらその個体に合った給餌頻度や餌のサイズを模索しましょう。
餌は就寝より3時間以上前にあげてください。お腹などを温めれると消化不良の防止になります。
オススメのエサ昆虫
餌一覧はコチラ
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エボシカメレオン飼育での注意点
ホットスポットはケージ全体にしないようにしましょう。
複数の個体を同じケージで飼うのはなるべく避けてください。(特にオス同士)
エボシカメレオンは臆病で神経質なのでストレスのない環境を作ってあげてください。(ハンドリングは控える、大きな音を立てないようにしてあげるなど)
エボシカメレオンが水場を見つけやすい環境づくりをしてあげてください。水にエアーポンプを使うなどの工夫が必要です。霧吹きやスポイドなどで直接与えるのも一つの方法です。
亜成体以降は餌のやりすぎに注意。肥満しすぎると死んでしまいます。腹八分くらいにしてあげてください。
ケージの掃除などは生体にストレスを与えないように行いましょう。
エボシカメレオンの飼育のまとめ
飼いやすく、丈夫で、カメレオン飼育の入門種です。
カメレオンの飼育は管理の難易度が高いのでカメレオンを飼ってみたい人にはまずこのエボシカメレオンをオススメします。
大き目のケージが必要で初期設備費は少しかかってしまいます。
飼いやすさ:★★★
コスト:★★
気性:臆病、神経質
入手難度:容易
(5段階評価)
◆カメレオンにもっと詳しくなりたい方にはこの本が超オススメです