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エメラルドツリーモニター トカゲ

【エメラルドツリーモニター飼育体験談】5年間の飼育

更新日:

私がエメラルドツリーモニターの飼育を始めて早いものでもう5年以上の年月が経ちました。

ファームハッチのベビーサイズのオスを購入し、そのエメラルドツリーモニターの魅力に惹かれ、2ヶ月後にはメスのエメラルドツリーモニターを購入しました。

最初にぶち当たった壁

まず最初にエメラルドツリーモニターを飼育して困ったことが拒食です。

最初に購入したオスはともかく神経質で臆病な性格で、5年飼育した今でも私が触ろうとすると逃げ出します。
それでもだいぶマシにはなって最近は私がケージの前に行くと餌をくれるものと思い近づいてきます。(ただお腹空いてるだけw)

※近づいてくるうちのオスのエメラルドツリーモニター

ですが購入した時は環境も変わるのでそれはそれは神経質になっており、こっちを見るなりアゴを膨らませて威嚇し、餌は食べないで大変でした。

夜も敷いているパームマットの中で寝ていました。(エメラルドツリーモニターのベビーは危険回避のために、結構地中に潜って寝るそうです)

ともかくこういう時は環境に早く慣れてくれるようにと、餌はコオロギを放虫にしてともかく何も干渉しないことに努めました。

ですが1週間近くが経っても全く変化はなく、餌も食べず。

ベビーだったのでこのままでは命に関わるなと焦り始めた私はとりあえず唯一の救いだった、スポイドから水だけを飲んでくれるということを利用して、スーパーで買ったウズラの卵の黄身だけを溶いて、ビタミン入りのカルシウム剤を少しだけ混ぜた簡易な流動食を作ってスポイドで飲ませました。

結構美味しそう?に飲んでくれてとりあえず栄養不足にはならないように毎日流動食を作ってあげました。

やっと食べてくれたエサ

流動食でなんとかごまかしている間にもコオロギがダメなのかと思い、レッドローチ、ミルワームなどいろんな餌をあげてみました。

色々な餌を試していてついにピンセットから自分で食べてくれた餌がありました。

それがハニーワームでした。

 

ハニーワームの頭を潰して体液をエメラルドツリーモニターの鼻付近に近づけるとついに自分で餌に食いついたんです。

飼育を始めてから3週間くらい経った頃のことです。
あの感動はいまだに覚えています

それから徐々に餌付いていき、ハニーワームの次はピンクマウスをハサミで切って小さくしたものを食べるようになってくれました。

こうなればもうこっちのもんで、それからはコオロギやレッドローチもどんどん食べてくれるようになりました。

<当時の給餌感覚と内容:週6日だいたい毎日7〜8匹程度のレッドローチかイエコをあげて月に2回ほどピンクマウスのSサイズを2、3匹あげていました>

2頭の複数飼育に挑戦

そんな苦労があって神経質な個体だというのに私はなぜかエメラルドツリーモニターの飼育を始めて2ヶ月が過ぎた頃にもう一頭のエメラルドツリーモニターのメスを血迷って(笑)購入し、一緒のケージに入れて複数飼育を始めます・・・

神経質な個体にやっていいことか迷いましたが、あらかじめ空きの水槽もあったのでダメなようであれば一頭ずつ飼う準備はできていたのでおそるおそる一緒にしてみると・・・

意外にもお互い全く警戒し合わずに何事もなかったかのように同じ空間で過ごし始めました。

それから特に大きなトラブルなく5年も一緒に暮らしています。

※昔、ベビーの頃に2匹が住んでいた高さ60cm、幅60cm、奥行き30cmのケージ。ケージの上にはハムスター小屋を改造して作った小屋を設置していました。よくこの少し狭い小屋の中で2匹仲良く寝ていたものです。

複数飼育で困った唯一のこと

仲良く喧嘩せずに今まで仲良くしてきたうちの2匹のエメラルドツリーモニター。

 

※餌をくれると思ってくるうちの子。左がオス、右がメス。

普段仲良くバスキングしたり喧嘩など一切しない2匹ですが唯一、気をつけなければいけないことがあります。
それは給餌の際は別々にあげるということです。

餌を2匹が近い場所であげると取り合いになり先に食べている方の餌を奪おうとし、間違えて顔に噛み付いたりします。

餌はどんなことがあっても別の離れた場所であげなければいけません。

※レッドローチを食べるメス

現在の成体となった2匹の給餌間隔と量
月に6回、レッドローチの成虫を15匹ずつ程度。
月に2回、ピンクマウスのLサイズを2匹ずつ。

ハンドリング、トカゲの脱走について

オスの子はだいぶ慣れてくれたとはいえ、元々が神経質なのでハンドリングは飼い始めて数えるほどしかしていません。

ハンドリングというかケージから逃げた時の捕獲ですw

やはり5年も飼うとウッカリで扉の鍵を閉め忘れたりで何度か逃げられたことがあります。

決まって、いる場所は窓のカーテンの一番上です(笑)
やはりツリーモニターなので高いところが安心するんですね。

一方メスの子は本当に穏やかで懐っこい性格をしています。

購入した時から全く物怖じせず、触っても一切嫌がらないとても扱いやすい性格でした。

購入するときに性格を見極めることが重要なんだなと痛感しました。

※全く嫌がらずハンドリングさせてくれるメスの子。爪は鋭いのであんまりハンドリングすると手がズタボロにされます。

現在の2匹の家

※ケージの上にぶら下がっているのはオス。たまにぶら下がったまんま寝たりします。器用ですね。

全面ガラス張りの高さ90、幅90、奥行き45のケージで仲良く暮らしています。

これくらいのサイズでも高さがあると立体活動で行動の面積は広く取れるのでストレスなく過ごしてくれている・・・はずです。笑

これからも仲良く長生きしてほしいものです。

→エメラルドツリーモニターの飼育方法の記事はこちら

※仲良くメタルハライドランプの下でバスキングする2匹。

 

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