アカメカブトトカゲとは
成長すると目の周りがオレンジ、赤色になる小さな恐竜のような、非常に可愛らしいトカゲ。
体はワニのような体をしており、英名はレッドアイ・クロコダイルスキンク。
生息地:インドネシア、パプワニューギニア(ニューギニア島)。熱帯雨林に生息。
食べているもの:昆虫、おたまじゃくし、節足動物などの動物食。
全長:15~20cm。
活動:夜行性、地上性
繁殖形態:卵生
サイテス:分類なし
アカメカブトトカゲの適した飼育環境
ニューギニア島の熱帯雨林に生息するアカメカブトトカゲ。
高温多湿の環境を好み、低温と乾燥には弱いです。
温度は26~29℃、湿度は60~80%くらいをキープしてあげると良いでしょう。
アカメカブトトカゲの寿命
アカメカブトトカゲの最大寿命は約10年と言われています。
私は1年前までアカメカブトトカゲを三匹飼育していましたが、購入から4年10ヶ月で三匹とも死んでしまいました。
ワイルドのアダルト個体だったので購入した時の年齢がわからないので、生まれてから何年生きたか正確にはわかりませんがしっかり飼育すれば5年近くは生きてくれると思います。
アカメカブトトカゲの購入価格の目安
5000〜10000円程度。
私が6年前に購入したワイルド個体は7000円でした。
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アカメカブトトカゲの飼育に必要な設備・環境
ケージ:横45センチ以上のもの。奥行きも45センチ以上。
60センチの横幅があればじゅうぶんな広さと言えます。
床材:保湿性の高いものを選びましょう。
私がアカメカブトトカゲを飼育していた時はパームマットの上にミズゴケを敷いていました。
隠れ家:アカメカブトトカゲは夜行性で昼間は隠れて過ごしているトカゲなので、身を隠すシェルターなどをを用意してあげましょう。
水入れ:湿度管理にも役立つので少し大きめの水容器を用意してあげましょう。
アカメカブトトカゲは水の中にも頻繁に入るくらい水場を好みます。思い切ってケージの一部を水場にしてしまうのもアリです。
紫外線ライト:必須ではありませんが、弱めの紫外線ライトがあると良いです。
私は蛍光灯タイプの弱い紫外線ライトを使用していました。
ヒーター:寒い時期や夜などにケージが冷えないようにヒーターは必要です。
温度管理:温度を確認するために温度計を用意しましょう。
25〜29度くらいに保ってあげましょう。
寒い時期はセラミックヒーターや遠赤外線ヒーターでの保温が必要になります。
真夏の猛暑日はクーラーをつけっぱなしにしましょう。
冬も暖房をつけっぱなしにすれば温度管理は楽です。
湿度管理:湿度を確認するため湿度計を用意してください。
アカメカブトトカゲは熱帯雨林に生息する多湿系のトカゲなので湿度は高めにキープしてあげます。
60〜80%くらいにしてあげると良いでしょう。
こまめにケージ全体に霧吹きをしてあげると良いです。
※アカメカブトトカゲのアダルト。大きくなっても手のひらサイズ。
アカメカブトトカゲの餌
主に昆虫を与えます。
私がアカメカブトトカゲを飼育していた時は、レッドローチをメインにコオロギやデュビアをあげていました。
餌にはカルシウム剤をダスティングしてあげてください。
幼体時は毎日食べなくなるまで与えて良いです。
亜成体以降は3日に1回腹八分目感覚で与えます。
あくまで目安なので飼いながらその個体に合った給餌頻度や餌のサイズを日々模索しましょう。
病原菌や寄生虫がいる可能性があるので、野外で採集した餌は与えないようにしましょう。
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アカメカブトトカゲ飼育での注意点
・亜成体以降は餌のやりすぎに注意。肥満しすぎると死んでしまいます。
・アカメカブトトカゲは低温と乾燥に弱い傾向にあるので温度、湿度管理はしっかりとしましょう。
・脱走には十分注意し、鍵などでしっかり管理しましょう。
ケージの掃除などは生体にストレスを与えないように行いましょう。
アカメカブトトカゲの飼育のまとめ
少し臆病で警戒心の強いトカゲですが、その愛らしい見た目、丈夫さ、生体の値段の安さなどから非常に飼いやすいトカゲの一種です。
しっかりと購入時に状態の良い個体を選ぶことができれば、飼育しやすい爬虫類です。
飼いやすさ:★★★★
コスト:★★★★
気性:かなり臆病
入手難度:普通
(5段階評価)