キボシイシガメとは
甲羅に黄色い斑点があることからキボシイシガメという名前がつけられました。
アメリカやカナダに広く生息するカメですが、このカメのスゴイところは適合できる水温の幅で、なんと5~30度の水温で活動が可能。
多くの海外産の爬虫類が日本の気候に対応できない中、このカメは日本の気候でも生きていけます。
日本で人気が高いのも納得です。
生息地
カナダからアメリカにかけて幅広く生息。
流れの緩やかな川や、湖、池、沼、湿地草原、湿地林に生息。
食べているもの
雑食性。
甲殻類、魚類、両生類、昆虫、節足動物、水草、果実、藻類などを食べます。
甲長
10~14cm。
活動
昼行性、半水棲。
繁殖形態
卵生。
5~7月にかけて1~14個の卵を産みます。
最大寿命
約40年
サイテス
II類
サイテスについてはこちら
適した飼育環境
水槽のサイズ:横幅45センチ以上
水温:20~29℃
水深:浅め
水流:弱め
キボシイシガメの購入価格の目安
CB個体が通年売られています。
国内産のCBも多く見受けられます。
20000~40000円くらいが相場でしょうか。
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キボシイシガメの飼育に必要な設備・環境
ケージ
横幅60センチ、奥行きは45センチほどのサイズがあれば終生飼育が可能です。
床材
カメ飼育用の底砂がオススメ。床材を敷かないのもアリ。
バスキングランプ
キボシイシガメはバスキングを好んで行います。
紫外線を含むバスキングライトを設置してあげると良いでしょう。
陸場を作るもの
水の深さに合わせて流木や、石などを使って陸場を作ってあげましょう。
(海外の飼育者の90cm水槽でのキボシイシガメの飼育例。陸場と水場を分け、強めのバスキングライトを陸場に照射)
ヒーター
キボシイシガメは寒さを苦にしない丈夫な種ですが、流石に真冬に水温が下がると行動も不活発になります。
ヒーターで通年20~30度程度の水温を保ってあげると良いでしょう。
ヒーターを使う場合はキボシイシガメが火傷しないようにカバーをしてあげましょう。
温度管理
水温を確認するために水温計は必ず用意します。
水温は20~30度くらいをキープするのが理想的です。
寒い時期は水温が下がりすぎないよう、真夏の猛暑日は水温が上がりすぎないように注意が必要です。
水質管理
定期的にしっかりとした水換えを行いましょう。
水換えは1週間に一回ほど3分の1くらいの量を新しい水と変えてあげます。
水道水で水換えを行う場合は、しっかりとカルキ抜きをおこなってください。
バケツなどに水を入れて1日放置していればカルキは抜けます。
カルキを抜く薬が熱帯魚屋さんやアクアリウムショップに売っているのでそれを利用するのもアリ。
キボシイシガメの水槽内のフンや餌の食べ残しの掃除も1週間に1回は必ずしましょう。
キボシイシガメのエサはなに!?
キボシイシガメは雑食で割となんでも食べます。
小魚や人工飼料などで栄養バランスが偏らないように飼育するといいでしょう。
キボシイシガメが肥満しすぎないように、日々観察しながら、その個体の適量を見極めていくことが重要です。
病原菌や寄生虫がいる可能性があるので、野外で採集した餌は与えないのが無難です。
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キボシイシガメの飼育についてのまとめ
キボシイシガメは半水棲ガメの中でもサイズも小さくとても飼育のしやすいカメ。
日本で通年屋外飼育ができるほど、日本の気候に適しています。
大きな水槽でなくとも飼育できてとても丈夫で、キボシイシガメは初心者にもオススメの種。
飼いやすさ:★★★★★
コスト:★★★
入手難度:★★
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