コバルトヤドクガエルとは
名前の通り鮮やかなコバルトブルーの体色をしたヤドクガエル。
非常に美しいヤドクガエルでその姿はまさに「生きる宝石」。
販売されているコバルトヤドクガエルはもちろん毒は分泌しません。
生息地
スリナム
食べているもの
小さな昆虫、主にアリを食べる。
全長
3〜4.5cm
活動
昼行性
最大寿命
約12年
繁殖形態
卵生。
サイテス
II類
サイテスについてはこちら
適した飼育環境
やや高温、多湿。
コバルトヤドクガエルの購入価格の目安
だいたい25000〜30000円程度です。
少し前はショップであまり見かけませんでしたが最近は割と入荷があるようです。
コバルトヤドクガエルの飼育に必要な設備・環境
ケージ
横45センチ以上、奥行きは30センチ以上のものが良いです。
床材
水ゴケやテラリウムソイルなどを敷いてあげると良いです。
床材はよく湿った状態をキープしてください。
水場
必ず用意してあげましょう。
陸地と水場をケージ内に分けて作っても良いです。
蛍光灯
必須ではありませんが、昼と夜を演出するために蛍光灯を設置しましょう。
植物
植物をケージ内に置いてあげるとカエルが喜びます。
植物はテラリウム用のものやビバリウム用が良いです。
植物が多いほど隠れる場所が増え、カエルのストレスが減ります。
湿度の管理もしやすくなります。
温度
24〜27度くらいにしてあげましょう。
高温に弱いので注意が必要です。
冬はケージの側面に遠赤外線のヒーターを貼るか、暖房をつけっぱなしにして保温します。
夏の暑い時間帯はクーラーをつけっぱなしにすることになります。
その日の気温をしっかり確認してオーバーヒートさせないようにします。
湿度
70%以上をキープしてあげてください。
カエルは湿度が100%でも問題ないのでキープは楽です。
コバルトヤドクガエルの餌
主なエサ
小さな昆虫類を与えます。
生まれたてのコオロギなどが良いです。
カルシウム剤をダスティングしてあげてください。
→ダスティングのやり方はこちら
給餌の頻度
週に5〜7回、極小サイズのコオロギを与えてください。
量の調整が難しいですが、コオロギだと30~50匹くらいでしょうか。
あくまで目安なので飼いながらその個体に合った給餌頻度や餌のサイズを模索しましょう。
病原菌や寄生虫がいる可能性があるので、野外で採集した餌は与えないようにしましょう。
オススメのエサ
餌一覧はコチラ
アイゾメヤドクガエル飼育での注意点
高温に弱いので、特に夏場は温度管理に注意してください。
最低でも朝と晩にケージ全体に霧吹きをしてあげてください。湿度管理や床材を湿らせる目的の他に、空気の入れ替えにもなります。
水場は常にキレイに保ってください。自分の糞などの汚れを皮膚から吸収して自家中毒を起こす恐れがあります。
脱走されないようにじゅうぶん注意してください。水槽の側面に張り付いてよじ登りします。
餌のあげすぎは避けましょう。肥満は死因になります。
ヤドクガエルの飼育に慣れていない方は複数飼育はなるべく避けましょう。餌の調達が大変です。
コバルトヤドクガエルを触るのは絶対に避けてください。大きなストレスになる上、カエルにとって人間の体温は熱すぎます。
ケージの掃除などをする場合は熱帯魚用の網などで別のケージにカエルを移動させてから掃除を行いましょう。カエルのストレスにならないようケージのメンテナンスは頻繁には行わないようにします。
私の飼育失敗談
私は何年か前にコバルトヤドクガエルのペアを飼育していました。
ある日私は重大なミスをしてしまいました。
水槽のドアを開けっ放しにして外出してしまったのです・・・
脱走したコバルトヤドクガエルは水分を失い絶命していました。
ショックと共に自分への怒りと失望を覚えました。
皆さんもカエルに限らず、脱走には十分に注意してください。
特に飼育に慣れてくると油断しがちです。
保温保湿のチェックと脱走されないように扉がキッチリ閉まっているかの確認は
日々怠らないようにすると私のような後悔はすることはないでしょう。
コバルトヤドクガエルの飼育のまとめ
コバルトヤドクガエルはともかくその圧倒的な美しさが魅力です。
ヤドクガエルの仲間としては大きな部類になるのでエサもある程度は大きくてもたべれます。
ヤドクガエルを飼育するなら是非一度飼育にトライしてみたい種です。
飼いやすさ:★★★
コスト:★★
(5段階評価)
気性:活発
入手難度:やや困難
※エサを食べるコバルトヤドクガエルの動画