ケヅメリクガメについて
陸に棲むカメでは、ガラパゴスゾウガメ、アルダブラゾウガメに次ぐ、世界第3位の大きさを誇るリクガメ。
CITESII類に属され、野生個体の流通は禁止されており、CB個体(飼育下繁殖個体)のみが流通しています。
流通数は決して多くなく、私も数えるほどしか売られているのは見たことがありません。
リクガメの中でも活発に歩き回る種で、飼育するならかなり広い部屋に放し飼いにするしかありません。
またケヅメリクガメは野生では100年以上生きる個体もいるほどの超長寿の生き物。
相当な覚悟を持って飼育しなければならないカメであることは間違いありません。
しっかりとした計画を立てて、生涯世話をする覚悟があるなら、こんなに魅力的なカメもそうはいないことでしょう。
ケヅメリクガメの最終サイズ
最大甲長は大きい個体で80センチを超える規格外のデカさ!!
↓こんな可愛い赤ちゃんも
↓こんなに立派に
体重も50kgをゆうに超えます。
フルアダルトのケヅメリクガメを抱きかかえることは普通の大人には不可能でしょう。
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ケヅメリクガメの出身地
アフリカ大陸のサハラ砂漠南端のサバンナに生息。
とても高温でカラッカラに乾燥した地域に住んでいるケヅメリクガメですが、その気候に何もせずに順応しているわけではありません。
気温が高い時は、地面に穴を掘ってそこに潜って暑さをしのぎます。
水が得られる地域に住んでいるケヅメリクガメは泥浴びをして体温を低く保つなどの工夫をして生きています。
適した飼育環境は気温28~31℃、湿度40~50%と言われています。
ケヅメリクガメは朝体温を上げるために日光浴も行うので、バスキングスポットと紫外線ライトも必要となります。
この大きさのカメですからバスキングスポットを作るのもかなり大変そうですね。
ケヅメリクガメは何を食べる?
ケヅメリクガメの生息地にはほとんど水がありません。
なので植物に含まれる水分が彼らの生命線です。
水気を多く含む多肉植物を好んで食べています。
(↓現地のものではありませんが多肉植物とはこういう感じのやつです。)
飼育する際は野菜や果実を与えます。
食欲旺盛で、食費は結構かかると思われます。
(↓野草を食べる6歳のケヅメリクガメ)