パンサーカメレオンとは
生息地
マダガスカル北部、モーリシャス、レユニオン
引用元:Wikipedia
食べているもの
動物食。主に昆虫類、節足動物。
全長
35〜50cm(メスは25〜30センチほど)
活動
昼行性、樹上性
繁殖形態
卵生。1度に10〜45個の卵を土の中に産む。
最大寿命
約8年
サイテス
II類
サイテスについてはこちら
適した飼育環境
やや多湿。
パンサーカメレオンの購入価格の目安
35000〜80000円程度でよく見かけます。
パンサーカメレオンの飼育に必要な設備・環境
ケージ
横60センチ以上、できれば90センチ以上もの。奥行きも45センチ以上のものにしてください。
立体活動が盛んなパンサーカメレオンは高さは45センチ以上、できれば60センチ以上の物が欲しいです。
パンサーカメレオンは空気のよどんだ環境や蒸れた環境を非常に嫌う傾向があるので通気性の高いケージにしてあげましょう。
床材
細いタイプのヤシガラなどを敷いてあげると良いです。
カメレオンはほとんど地上には降りてこないので管理の楽な、ペットシーツやキッチンペーパーなどを敷いてこまめに取り替えてあげるのも良いでしょう。
水容器
用意してあげる。水滴を上から垂らし続けるドリップ式の水容器がいいです。
基本的に動いている水しか飲まないので床に置くタイプの水容器を使うならエアレーションして水が常に動いているようにすると良いです。
立体活動ができるもの
流木やレイアウト用品を用意して立体活動ができる環境を作ってあげてください。
観葉植物などを置くのも良いです。
バスキングランプ、紫外線ライト
ケージの一部照射してホットスポットを作ってあげてください。
紫外線の出るライトを用意してあげてください。
温度
温度を確認するために温度計を用意しましょう。
クールスポットは25〜27度くらいに保ってあげましょう。
ホットスポットは33度前後。
寒い時期はセラミックヒーターや遠赤外線ヒーターでの保温が必要になります。
夏はクーラーをつけっぱなしにすることになります。
その日の気温をしっかり確認してオーバーヒートさせないようにします。
冬も暖房をつけっぱなしにすれば大きな事故は防げます。
湿度
湿度を確認するため湿度計を用意してください。
50〜70%くらいをキープしてあげてください。脱皮前の乾燥は避けてください。
パンサーカメレオンの餌
主なエサ
基本的には昆虫類を与えます。
餌にはカルシウム剤をダスティングしてあげてください。
給餌の頻度
幼体時は毎日食べなくなるまで与えて良いです。
亜成体以降は2日に1度与えると良いです。
餌のサイズは、パンサーカメレオンの頭の3分の1くらいのサイズの昆虫を与えてください。
あくまで目安なので飼いながらその個体に合った給餌頻度や餌のサイズを模索しましょう。
病原菌や寄生虫がいる可能性があるので、野外で採集した餌は与えないようにしましょう。
餌は就寝より3時間以上前にあげてください。
お腹などを温めれると消化不良の防止になります。
同じ餌ばかりあげていると飽きて興味を示せなくなることがあるのでいろいろな餌を与えてみると良いでしょう。
オススメの餌
餌一覧はコチラ
※コオロギを狙うパンサーカメレオン
パンサーカメレオン飼育での注意点
ホットスポットはケージ全体にしないようにしましょう。
複数の個体を同じケージで飼うのは避けてください。(特にオス同士)
パンサーカメレオンが水場を見つけやすい環境づくりをしてあげてください。水にエアーポンプを使うなどの工夫が必要です。霧吹きやスポイドなどで直接与えるのも一つの方法です。
水を飲めているかはしっかりと確認しましょう。水分不足になると舌に餌がひっつかなくなります。
亜成体以降は餌のやりすぎに注意。肥満しすぎると死んでしまいます。腹八分くらいにしてあげてください。
ケージの掃除などは生体にストレスを与えないように行いましょう。
パンサーカメレオンの飼育のまとめ
長生きさせるには専門的な知識と経験が必要となってくるこの種の飼育難易度はやや高め。
大き目のケージが必要で、生体の値段もするので初期費用はかかってしまいます。
飼いやすさ:★★★
コスト:★★
気性:穏やか、気まぐれ
入手難度:普通
(5段階評価)
◆カメレオンにもっと詳しくなりたい方にはこの本が超オススメです
※コオロギを食べるパンサーカメレオンの動画