ハナブトオオトカゲとは
世界最大のオオトカゲとして有名なコモドドラゴンのことは知っている人は多くても、このハナブトオオトカゲを知っている人は少ないのではないでしょうか。
ハナブトオオトカゲは樹上性のオオトカゲで、樹上のワニ、クロコダイルモニターと呼ばれる世界最長のトカゲです。
ハナブト(鼻太)オオトカゲはその名の通り、口先が太く丸みを帯びています。
尻尾が体の3分の2以上を占めるほど異常なまでに尾が長いのも特徴です。
体長
最長475センチにも達するハナブトオオトカゲですが平均は250〜300センチほどです。
飼育下では200センチ程度にしか成長しないようです。
生息地
インドネシア、パプアニューギニア(ニューギニア島南部)
ニューギニア島のみに生息し、熱帯雨林やマングローブ林で普段は樹上で生活しています。
活動
昼行性、樹上性
繁殖形態
卵生
食性
動物食。昆虫類、爬虫類、鳥類、小型哺乳類など。
性格
活発、神経質、凶暴
サイテス
II類
サイテスについてはこちら
飼育も可能だが・・・
なんとこのハナブトオオトカゲ、特定動物ですが飼育できるのです。
ですがかなり危険なトカゲなので飼育方法などには触れません。
基本的には飼育するべきではない種だと私は考えています。
相当なコアなマニアの方以外は大抵は特定動物は飼おうと思わないでしょう。
特定動物に指定される前は普通にショップで5〜8万円程度で売られていたそうです(汗)
現在は20万円程度で少数の流通があるようですが私は売られているのを見たことはありません。
世界にはこのハナブトオオトカゲに噛まれて死亡した例もあり、実際に怪我をさせられた飼育者は多いようです。
上の性格にもあるように活発で神経質で凶暴という危険な性格。
強い顎、樹上性のため非常に鋭い爪を持っています。
さらにはその異常に長い尻尾をムチのようにしならせて攻撃してくると言う到底手に負えないほどの危険なトカゲなのです。
(稀におとなしい個体もいるにいるようですが・・・)
飼育せずに動物園などで鑑賞するのが安全です。
※ハナブトオオトカゲのベビー。どんな動物も赤ちゃんはかわいい・・・
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※鶏肉を丸呑みにするハナブトオオトカゲ