ハンドリングとは生体を触ることです。
ハンドリングがしてみたくて、爬虫類を飼い始める人も少なくないでしょう。
ただしそのためには、爬虫類の扱いに慣れていなければ、過度のストレスを与えてしまったり、こちらが傷つけられてしまうこともあります。
ショップなどで売られている慣れたCB個体なら比較的容易にハンドリングができます。
ハンドリングのコツを言葉で説明するのは難しく、たとえ同じ種の生体でもハンドリングをさせてくれる子と嫌がる子がいます。
その個体の性格が全てなような気がします。
実際に触ってみてその個体がハンドリングできるかできないのかを試さなければわかりません。
もちろん両生類などはそもそもハンドリングはできませんし、樹上性の爪の鋭い種などは素手で触ると、手や腕が傷だらけになってしまいます。
そもそも爬虫類は、犬や猫のように触ることでスキンシップができる生き物ではありません。
犬や猫のようにアゴのしたを撫でられると気持ちよがるなどもないです。
本当はハンドリングはしないのがベストだと言えますが、ケージの大掛かりな掃除や脱皮の補助、温浴などをさせる際はどうしてもハンドリングが必要になります。
普段からピンセットなどでエサをあげるなどでまず人間が危険ではないことを認識させてあげてからゆっくりと慣らしていくのが良いと思います。
触らないのがいいとは言いつつも、やはり飼育者からしたら可愛い家族。
ハンドリングしたくなるのは当然です。ハンドリングする際は極力ストレスにならないように努力し、頻繁にハンドリングするのは控えましょう。