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トカゲ フトアゴヒゲトカゲ

フトアゴヒゲトカゲの飼育方法

更新日:

フトアゴヒゲトカゲとは

トゲのついた喉を大きく膨らませて威嚇をするためアゴヒゲトカゲと言う名がつきました。

アゴヒゲトカゲの仲間の中でもフトアゴヒゲトカゲは、頭部が大きいです。

通称「フトアゴ」と呼ばれる、とても人気の高いトカゲです。

生息地

オーストラリアの一部地域に生息。

※引用元:Wikipedia

食べているもの

雑食性。

昆虫、小型の爬虫類、植物の葉や実などを食べています。

全長

40〜50cm

活動

昼行性で夜は身を隠して眠ります。

フトアゴヒゲトカゲは地上性のトカゲですが、半樹上性と言っていいほど木にもよく登り、現地では太い木の幹などに止まっている姿も多くみられるそうです。

<⬇︎乾燥林の倒木で日光浴する野生のフトアゴヒゲトカゲ>

繁殖形態

卵生

フトアゴヒゲトカゲの寿命

約10~15年。

しっかりとした環境下で飼育してあげれば、犬や猫くらい生きる、なかなか長寿なペットです。

サイテス

分類なし

サイテスについてはこちら

 適した飼育環境

野生のフトアゴヒゲトカゲは、砂漠や、乾燥林、荒れ地や乾いた平原などで暮らしています。

乾燥している場所に生息しているので湿度はやや低め。

温度はやや高めに設定してあげると良いでしょう。

またフトアゴヒゲトカゲは、高温の場所でのバスキングを好むのでケージの一部に必ずバスキングスポットを設けてあげてください。

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フトアゴヒゲトカゲの購入価格の目安

フトアゴヒゲトカゲは全世界で様々な品種が作出されており、品種も値段も様々です。

フトアゴヒゲトカゲの値段の違いは色や柄と肌質にあります。

ノーマルタイプは10000円前後で売られていることが多いですが、珍しい品種や美しい品種は10万円以上することもあります。

フトアゴヒゲトカゲの飼育に必要な設備・環境

ケージ

横60センチ以上、できれば90センチ以上もの。

奥行きも45センチ以上のものにしてください。

立体活動も好むフトアゴヒゲトカゲですが高さは45センチ以上あればで良いでしょう。

ライトなどを取り付けやすい爬虫類飼育用の水槽が良いです。

→ケージの種類はこちら

 

床材

爬虫類用の砂などを敷いてあげましょう。

衛生面を気にするならペットシーツやキッチンペーパーなどを敷いてこまめに取り替えてあげるのも良いですが、爪が伸び過ぎてしまうことがあるため注意が必要です。

→床材のページはこちら

水入れ

用意してあげてください。

→水容器についてはこちらは

隠れ家

必要であれば用意しても良いですが、必須ではありません。

<海外の爬虫類ハイマニアの方のフトアゴ飼育者の飼育ケージ。動物園レベルのクオリティーとスケール。まさに圧巻>

バスキングランプ、紫外線ライト

ケージの一部照射してホットスポットを作ってあげてください

紫外線の出るライトを用意してあげてください。

バスキングランプの役割も同時に行ってくれるライトもあるので、それを使用する場合はバスキングランプは必要ありません。

→ライトについてはこちら

パネルヒーター

ケージの一部に敷いてあげてください。

温度

温度を確認するために温度計を用意しましょう。

クールスポットは25〜29度くらいに保ってあげましょう。

ホットスポットは40〜45度が理想です。

寒い時期はセラミックヒーターや遠赤外線ヒーターでの保温が必要になります。

真夏の猛暑日はクーラーをつけっぱなしないとオーバーヒートしてしまいます。

その日の気温をしっかり確認してオーバーヒートさせないようにします。

冬も暖房をつけっぱなしにすれば大きな事故は防げます。

→ヒーターについてはこちら

湿度

湿度を確認するため湿度計を用意してください。
過乾燥は避け、35〜50%位をキープしましょう。

⬇︎温度計と湿度計が一緒になった
便利なツインメーターがオススメ

フトアゴヒゲトカゲの餌

主に昆虫類。

コオロギやレッドローチ、デュビアなどが主食としてオススメ。

ジャイアントミルワームも好んで食べますが、あまり消化がよろしくないのでたまにあげる程度にしてあげる方が良いかもしれません。

マウスも食べますが、肥満してしまうのでこちらもあげるとしても月に1、2回くらいの頻度にしましょう。

餌にはカルシウム剤を添付してあげてください。

→ダスティングのやり方

 小松菜、チンゲン菜、モロヘイヤ、リーフレタスなどの葉野菜も与えます。

人工飼料も食べます。

給餌の頻度

幼体時は毎日食べなくなるまで与えて良いです。亜成体以降は2日に一度食べなくなるまで与えると良いです。

あくまで目安なので飼いながらその個体に合った給餌頻度や餌のサイズを模索しましょう。

フトアゴヒゲトカゲは昆虫と植物質だと圧倒的に昆虫を好むので、野菜を与える日と昆虫を与える日を交互にローテーションを作ってあげると良いでしょう。

フトアゴヒゲトカゲのアダルトへの給餌例

月曜:小松菜、チンゲンサイ

火曜:なし

水曜:コオロギ15匹

木曜:なし

金曜:人工飼料と野菜のミックス

土曜:なし

日曜:コオロギ10匹

餌は就寝より3時間以上前にあげてください。お腹などを温めれると消化不良の防止になります。

病原菌や寄生虫がいる可能性があるので、野外で採集した餌は与えないようにしましょう。

オススメのエサ昆虫

→フタホシコオロギ

→ヨーロッパイエコオロギ

→レッドローチ

→デュビア

→ハニーワーム

→シルクワーム

→ジャイアントミルワーム

餌一覧はコチラ

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フトアゴヒゲトカゲの温浴

温浴は必須というわけではありませんが、脱皮や排泄の促進につながり、体をキレイにしてダニなどの予防になることから行っている飼い主さんは多いです。

温浴させる際は、水温は35〜37度、水深はフトアゴヒゲトカゲの頭がちゃんと出るくらいの深さにしてあげましょう。

温浴の頻度は飼い主さんによってまちまちですが、私は月に2回程度の頻度で温浴させています。

フトアゴヒゲトカゲ飼育での注意点

温浴させる際は頻度や時間、水温を考え、ストレスを与えないようにしてあげましょう。

フトアゴヒゲトカゲは高温を好むので、ホットスポットの温度管理はしっかりと行いましょう。

亜成体以降は餌のやりすぎに注意。肥満しすぎると死んでしまいます。

幼体の頃は特に寒さに弱いので、夜間などの急激な温度低下には気をつけましょう。

脱走には十分注意し、鍵などでしっかり管理しましょう。

ケージの掃除などは生体にストレスを与えないように行いましょう。

➡︎爬虫類飼育の掃除、ニオイ対策はこちら

フトアゴヒゲトカゲの飼育のまとめ

フトアゴヒゲトカゲは飼いやすく、丈夫なトカゲです。

初期設備費用は少しかかってしまいますが、爬虫類飼育の入門種といっても良いでしょう。

注意したいのはベビーを購入する際です。

フトアゴヒゲトカゲのベビーは『魔の3週間』と呼ばれるとてもデリケートな時期が存在します。

ベビーはあまりにも可愛すぎて欲しくなってしまう気持ちはわかりますが(^_^;)

爬虫類飼育に慣れている方でもある程度成長した個体をお迎えした方が良いでしょう。

飼いやすさ:★★★★
コスト:★★★

気性:穏やか
入手難度:容易
(5段階評価)


※とても気持ち良さそうに温浴するフトアゴヒゲトカゲの動画

 

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