マツカサトカゲとは
体に松ぼっくりのようなウロコがあることからこの名前がつきました。
アオジタトカゲの仲間で、舌が青いです。
生息地:オーストラリア
食べているもの:昆虫、動物の死骸、陸棲の貝類、花や果実を食べる雑食性。
全長:25~45cm。
活動:昼行性、地上性
繁殖形態:胎生
最大寿命:約30年。
サイテス:なし
サイテスについてはこちら
適した飼育環境:高温。やや乾燥。
マツカサトカゲの購入価格の目安
ニシマツカサトカゲとヒガシマツカサトカゲが売られているのを稀に見ます。
マツカサトカゲは300,000〜500,000円程度とかなり高価なトカゲです。
CB個体のみが流通しています。
流通の少ないトカゲですが、私の通う爬虫類ショップでは時折見かけます。
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マツカサトカゲは何を食べる!?
マツカサトカゲは雑食で割と何でもなんでも食べます。
野菜、固形飼料、コオロギやローチなどの昆虫、マウス、鳥のササミなど幅広い餌を食べます。
肥満防止のためにも野菜を中心とした食事にしてあげるのが良いでしょう。
餌にはカルシウム剤をダスティングしてあげてください。
給餌頻度ですが、マツカサトカゲはレオパなどと同じく尻尾に栄養を貯め込むタイプのトカゲなので毎日餌を与えるのではなく数日に一回くらい与えるのが良いようです。。
肥満しすぎないように、日々尻尾の太り具合などをしっかり観察しながら、その個体の適量を見極めていくことが重要です。
病原菌や寄生虫がいる可能性があるので、野外で採集した餌は与えないようにしましょう。
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マツカサトカゲの飼育に必要な設備・環境
ケージ:ホットスポットを作る必要があるので横幅90センチ、奥行きは45センチ以上あるものを選びます。
マツカサトカゲの飼育は通気性のある広いケージが理想とされています。
狭いケージで飼うと状態を崩す恐れがあるのでケージの横幅は最低でも90センチ、スペースや費用にお金をかけれるなら120センチ以上のケージで飼育するのが良いでしょう。
床材:乾燥系の床材が良いでしょう。デザードサンドなどの砂系の床材がオススメ。
水入れ:水容器を設置してあげましょう。
紫外線ライト:
少し強めの紫外線ライトを使用します。
紫外線ライトは日中8~10時間ほど照射してあげましょう。
バスキングランプ:
マツカサトカゲはバスキングスポットを作る必要があります。
ケージ全体が暑くならないようにケージに合わせたサイズのバスキングランプを利用しましょう。
ヒーター:
寒い時期や夜などにケージが冷えないようにヒーターは必要です。
ケージの3分の1くらいの面積でパネルヒーターを敷いてあげます。
温度管理:温度を確認するために温度計を必ず用意しましょう。
クールスポット26〜29度くらい、ホットスポットは40~45度くらいにしてあげます。。
寒い時期はセラミックヒーターや遠赤外線ヒーターでの保温が必要になります。
特に夜間の冷え込みの対策はきっちりと行いましょう。
冬は暖房をつけっぱなしにすれば夜間の温度管理も楽です。
夏もケージ内が暑くなりすぎないように冷房をつけることをお勧めします。
湿度管理:湿度を確認するため湿度計を用意してください。
マツカサトカゲは乾燥系のトカゲなので湿度は少し低めにします。
25〜40%くらいをキープしてあげましょう。
夏はどうしても湿度が上がりがちなのでエアコンを除湿モードにしたり、除湿機を使うなど工夫が必要です。
※マツカサトカゲ飼育での注意点※
・餌のやりすぎに注意。肥満は爬虫類飼育での生体の死因の大きな一つとなります。
・マツカサトカゲは低温と蒸れに弱いので温度、湿度管理はしっかりとしましょう。
・通気性の高いケージで飼育しましょう。ケージの両サイドが網目状になっているものがオススメ。
・脱走には十分注意し、鍵や蓋などでしっかり管理しましょう。
ケージの掃除などは生体にストレスを与えないように優しく行いましょう。
※アオジタトカゲの仲間だけあって舌が青い↑
マツカサトカゲの飼育まとめ
マツカサトカゲは飼育は簡単な部類ですが、高価で入荷も稀なことからまず手に入れるのが難しいトカゲと言えるでしょう。
ただ、そのかっこいいマツカサボディは爬虫類好きにはたまらない魅力があります。
丈夫で長生きもし、その値段に見合った魅力のあるトカゲと言えるでしょう。
飼いやすさ:★★★★
コスト:★
気性:穏やか
入手難度:困難
(5段階評価)
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