アルマジロトカゲとは
危険を感じると自分の尻尾を加えて丸くなって防御行動をとる。
その姿がアルマジロのようなのでこの名がついたそうです。
小型のトカゲですが、非常に魅力的で人気のトカゲ。
生息地:南アフリカ共和国西部にのみ生息する固有種。
食べているもの:動物食で昆虫などを主に食べる。
全長:15~20cm。
活動:昼行性、地上性
繁殖形態:胎生
最大寿命:約25年
サイテス:II類
サイテスについてはこちら
適した飼育環境:高温。やや乾燥。
↑逃げ場のないところで危険に晒されたらアルマジロトカゲは自分の尻尾を加えて丸くなり、防御行動をとる。この防御行動がアルマジロトカゲの名前の由来になっています。
アルマジロトカゲの購入価格の目安
入荷自体が稀で、なおかつ人気の高いアルマジロトカゲは非常に高価。
30~40万円が相場でしょうか。
オス、メスのペアで70万円で売られているのを見たことがあります。
入手難度は非常に高いので飼ってみたいからといってすぐに飼える種ではありません。
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アルマジロトカゲの飼育に必要な設備・環境
ケージ:横幅60センチ、奥行きは45センチほどのサイズがあれば飼育は可能です。
床材:乾燥系の床材がオススメ。
デザードサンドなどの砂系の床材が良いでしょう。
水入れ:水容器を用意してあげましょう。
隠れ家:アルマジロトカゲは臆病で野生下でも岩の隙間などに隠れます。石やシェルターなどを置いて隠れ家を用意してあげましょう。
紫外線ライト:
強めの紫外線ライトを使用します。
紫外線ライトは日中8~10時間ほど照射してあげましょう。
バスキングランプ:
アルマジロトカゲは高温のバスキングスポットを必要とします。
ケージ全体が暑くならないようにケージに合わせたサイズのバスキングランプを利用しましょう。
ヒーター:
寒い時期や夜などにケージが冷えないようにヒーターは必要です。
また、季節を問わずケージの3分の1から半分くらいの面積でパネルヒーターを敷いてあげます。
温度管理:温度を確認するために温度計を必ず用意しましょう。
クールスポット28〜31度くらい、ホットスポットは45~55度くらいにしてあげます。
夜間は22~25度くらいまで下げてあげましょう。
寒い時期はセラミックヒーターや遠赤外線ヒーターでの保温が必要になります。
特に夜間の冷え込みの対策はきっちりと行いましょう。
冬は暖房をつけっぱなしにすれば夜間の温度管理も楽です。
湿度管理:湿度を確認するため湿度計を用意してください。
アルマジロトカゲは乾燥系のトカゲなので湿度は少し低めにします。
35〜50%くらいをキープしてあげます。
アルマジロトカゲのエサはなに!?
アルマジロトカゲにはコオロギやレッドローチ、デュビアなどの昆虫を与えます。
餌にはカルシウム剤をダスティングしてあげてください。
幼体時は毎日食べなくなるまで与えて良いです。
亜成体以降の給餌頻度ですが、週に2,3回ほどその個体に合った領を与えます。
エサのサイズはだいたいアルマジロトカゲの頭の大きさと同じくらいかそれより一回り小さめのサイズの昆虫が良いでしょう。
肥満しすぎないように、日々観察しながら、その個体の適量を見極めていくことが重要です。
病原菌や寄生虫がいる可能性があるので、野外で採集した餌は与えないようにしましょう。
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※アルマジロトカゲ飼育での注意点※
・亜成体以降は餌のやりすぎに注意。肥満は爬虫類飼育での生体の死因の大きな一つとなります。
・アルマジロトカゲは低温に弱いので温度管理はしっかりとしましょう。
・ホットスポットを作る際はケージの3分の1くらいの面積にして、ケージ全体が暑くならないように必ずクールスポットも作ってあげてください。
・脱走には十分注意し、鍵や蓋などでしっかり管理しましょう。
ケージの掃除などは生体にストレスを与えないように行いましょう。
アルマジロトカゲの飼育についてのまとめ
ともかく入手難易度が高いトカゲです。
飼育自体は他の高温を好む乾燥系のトカゲと同じなのでさほど難しくはないでしょう。
非常に可愛らしいかつカッコイイ見た目とそのレア度からいつか1度は飼育してみたい憧れの種です。
飼いやすさ:★★★★
コスト:★
気性:臆病で神経質
入手難度:非常に困難
(5段階評価)
⬇︎コオロギを食べるアルマジロトカゲ
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