オオアタマヒメニオイガメとは
アメリカの一部地域に生息する、ヒメニオイガメの亜種。
名前の通り、成長すると頭部が大きくなります。
水棲のカメの中でもかなり小型なカメでそこまで大きな水槽も必要なく、その飼育のし易さから人気の高いカメです。
生息地
アメリカ南東部の川や池、湖や湿原に生息。
食べているもの
動物食の強い雑食。エビやカニなどの甲殻類、小魚、貝類、昆虫、水生植物や果実など色々なものを食べます。
甲長
10~13cm。
活動
昼行性、水中棲
繁殖形態
卵生で年に2~5回、4~7月に卵を産みます。
1度に産める卵は1~5個。
最大寿命
約30年
サイテス:分類なし
サイテスについてはこちら
適した飼育環境
水槽のサイズ:横幅45センチ以上
水温:25~27℃
オオアタマヒメニオイガメの購入価格の目安
入荷は多めな種類といえます。
15000~30000円くらいが相場です。
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オオアタマヒメニオイガメの飼育に必要な設備・環境
ケージ
横幅45センチ、奥行きは30センチほどのサイズがあれば飼育できます。オオアタマヒメニオイガメガメの泳ぐ姿を存分に楽しみたいのなら横60×奥行き45以上のものがオススメ。
床材
カメ飼育用の底砂がオススメ。
バスキングランプ
オオアタマヒメニオイガメは水中でのバスキングを好んで行います。
水がはねても大丈夫な防水タイプのバスキングランプを使用しましょう。
フィルター
水の汚れを取るフィルターがあると水質管理が楽になります。
水を綺麗にするだけではなく、水槽内に水の流れを生むことができるのでフィルターはあった方が良いでしょう。
陸場を作るもの
水の深さに合わせて陸場を作れる流木や石などを用意してあげましょう。
オオアタマヒメニオイガメが泳ぐのに疲れた時に休憩したり呼吸しに行きやすくしたりする効果や、水の流れがない場所を作ったりできます。
ヒーター
寒い時期はヒーターを利用するのがオススメです。
25℃くらいにセットして、カメが火傷しないようにヒーターはカバー付きのものにしましょう。
温度管理
水温を確認するために水温計を必ず用意します。
水温は24~28度くらいをキープするのが理想的です。
寒い時期は水温が下がりすぎないよう、真夏の猛暑日は水温が上がりすぎないように注意が必要です。
水質管理
オオアタマヒメニオイガメは飼育難易度の低い水棲ガメですが、熱帯魚やアクアリウムもやったことがなく、水棲ガメも初めて!となるとこの水質管理にだけはしっかりと気をつける必要があります。
水質管理といってもそんなに難しく考える必要はなく、しっかりとした『水換えを行う』ことです。
水換えは1週間に一回ほど3分の1くらいの量を新しい水と変えてあげます。
水道水で水換えを行う場合は、しっかりとカルキ抜きをおこなってください。
バケツなどに水を入れてベランダに置いて1日放置していればカルキは抜けます。
水槽内のフンや餌の食べ残しなども最低1週間に一回はしましょう。
オオアタマヒメニオイガメのエサはなに!?
オオアタマヒメニオイガメには小魚、生きたエビやザリガニ、巻貝や人工飼料を与えます。
幼体時は毎日食べなくなるまで与えて良いです。
亜成体以降の給餌頻度ですが、週に2,3回ほどその個体に合った量を与えます。
オオアタマヒメニオイガメの給餌において気をつけたい大きな点として、『硬いものを与える』ということです。
オオアタマヒメニオイガメは野生下では巻貝などの硬いものを主食にします。
人工飼料や小魚ばかりあげていると、噛み合わせが悪くなって口を閉じられなくなったりすることがあります。
ザリガニや巻貝をメインに飼育してあげてください。
肥満しすぎないように、日々観察しながら、その個体の適量を見極めていくことが重要です。
病原菌や寄生虫がいる可能性があるので、野外で採集した餌は与えないのが無難です。。
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オオアタマヒメニオイガメの飼育についてのまとめ
水棲ガメの中ではサイズも小さくとても飼育のしやすいカメです。
大きな水槽でなくとも飼育できるので、水棲ガメ飼育の入門種と言えるでしょう。
飼いやすさ:★★★★
コスト:★★★
入手難度:★★
(5段階評価)
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