マタマタとは
「マタマタ」とは、現地の原住民の言葉で【皮膚】という意味があるそうです。
なので和名も英名もマタマタという珍しいタイプのカメ。
岩石や枯葉に見事に擬態するとても変わった風貌をした人気の高いカメです。
生息地
ブラジル、コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ガイアナ、スリナム、ボリビア、ペルーの流れの緩やかな河川、池沼に幅広く生息。
自然下で食べているもの
主に魚を主食としていて、エビなどの甲殻類も食べる。
甲長
30~45cm。
(見事に枯葉や石などに擬態できるマタマタ)
活動
ほぼ完全なる水棲で、産卵時のメス以外は陸にはほぼ上がらない。
繁殖形態
卵生。
1度に産める卵は約12~28個。
最大寿命
約40年
サイテス
II類
サイテスについてはこちら
マタマタの購入価格の目安
マタマタはCB化があまり進んでおらず、店頭に並ぶ個体はワイルド個体が多いようです。
ベビーサイズで15,000~30,000円程度。
立派に育ったアダルトサイズほど高価な値段で売られています。
個体を選ぶ際は元気に泳いでいる個体を選びましょう。
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マタマタの飼育に必要な設備・環境
ケージ
マタマタは成長するとビッグサイズになります。
ベビーのうちは90センチ以下の水槽で構いませんが、将来的には120センチ以上の水槽が必要になります。
床材
広い水槽を必要とするマタマタは、床材を使用すると掃除がかなり大変なので、床材を使用しないのがオススメ。
ろ過フィルター
水の汚れを取るフィルターがあると水質管理が楽になります。
水を綺麗にするだけではなく、水槽内に水の流れを生むことができるのでフィルターは設置しましょう。
ろ過フィルターはこまめにメンテナンスを行うようにしてください。
ヒーター
ジーベンロックナガクビガメは低温に非常に弱いです。
ヒーターを必ず設置します。
27~29℃にセットして、カメが火傷しないようにヒーターはカバー付きのものにしましょう。
バスキングランプ
マタマタはバスキングスポットを必要とする種だと考えられています。
紫外線も必要と言われているので、紫外線を含むバスキングランプをケージの三分の一程度の面積に日中6~8時間ほど照射すると良いでしょう。
温度管理
水温を確認するために水温計を必ず用意します。
日中の水温は27~29度くらいをキープするのが理想的です。
水質管理
マタマタの水換えは1週間に1回ほど3分の1くらいの量を新しい水と変えてあげます。
水道水で水換えを行う場合は、カルキ抜きを必ずおこなってください。
マタマタの好みの水質は弱酸性。
PH値(ペーハー)は6.2~6.8ほどをキープしてあげます。
マタマタは水の汚れにとても弱いので、水槽内のフンや餌の食べ残しの掃除も1週間に2回は必ずしましょう。
(ド迫力の現地のワイルド個体。飼育下でここまでのサイズに育てるのは非常に困難。)
マタマタの給餌
マタマタは活き餌しか食べません。
金魚やメダカ、ドジョウ、餌用のエビ、小さなザリガニなどを与えます。
小さめのサイズの餌を大量に与えるのが良いとされています。
(金魚ばかり挙げると栄養が偏ってしまうので、メダカやエビなどもバランスよく与えよう)
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マタマタの飼育についてのまとめ
私は、マタマタは飼育難易度は高いと考えています。
水質管理もシビアで餌も活き餌しか食べないので、お世話はかなり大変と言えます。
しかし、その飼育の難しさもこの種の魅力であると言えます。
マタマタを飼育する際は徹底して水質管理をして長生きさせてあげましょう!
飼いやすさ:★★
コスト:★★
入手難度:★★
(5段階評価)
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